なんでも情報コーナー

 

        
モリゾ「マンドリンを弾くジュリー」1889年        田中英之助 「マンドリン」1922年


社会人のマンドリンサークルを描いた小説が出版されました。

 「休日に奏でるプレクトラム」 神戸遥真さんの作品です。

表紙の優しいイラストのように 明るく優しい作品です。






音楽雑誌のご紹介

「季刊 奏でる!Mandolin」

毎回 マンドリン情報やマンドリン合奏の譜面も

たくさん掲載されていて楽しいです。






マンドリンの登場する小説
  「長い終わりが始まる」  山崎ナオコーラ

 主人公 小笠原(女性)は マンドリンサークルに属する大学4年生である。
 
 自分では 上手だと思っているのに トップにはなれないし 
 好きな人とも恋愛関係にはなれない。おまけに就職も未決定。

 幹部になれない自分は 皆に必要とされていないのだと すねてはいるが
 真面目に練習し いつもマンドリンのことばかり考えている。

 そんな彼女の マンドリン漬けの青春が 淡々と描かれていく。
 やや屈折した性格ではあるが 全体的に そう暗い感じは受けない。

 現役学生さんにも すでに想い出となってしまった人にとっても チクリっと
 身につまされる部分があるかもしれない。



「Yの悲劇」  エラリイ・クイン 

   名探偵ドルリイ・レーンが登場するミステリー
   富豪ヨーク・ハッター邸で次々と起こる惨劇。
   凶器として現場に残されたのは なんとマンドリン~
 


 「月に吠えろ!萩原朔太郎の事件簿」
 鯨統一郎

  あの萩原朔太郎が マンドリンを抱えて探偵となって登場
  文学史上有名な人たちが登場して 楽しい



「クローズド・ノート」 雫井脩介(Shizukui  Shunsuke)

 主人公の香恵は 大学でマンドリンクラブに入っている。
 マンドリン命~というほどのめりこんでいるわけではなく 文具店でのバイトにも
 張り切って行っている。
 「天然ボケ」とからかわれている香恵の ほんわかした暮し振りが 
 淡い恋やバイト先での出来事として描かれている。
 マンションの以前の住人の置いていったノートには 先生であった彼女と生徒達の
 温かい交流が描かれていて・・・

 マンドリンクラブでの活動には あまり触れてないが 万年筆のマニアックなまでの
 知識が披露されていて 楽しめた。

 私にとって 心に残る一冊となった 温かくて ちょっぴり哀しい作品である。



「泣かないでマンドリン」
 和田登(作)和田春奈(絵)

 イジメで悩んでいた中学生の亜由美は ボランティア協会主宰の
 「サマーチャレンジ」に参加し マンドリン演奏をする。
 そして彼女はボランティア活動で知り合った老人・家族・友人に支えられて
 立ち直っていく。実話を元にしており 映画化もされている。


 

 

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